Marshall AVT50 1960Aキャビネットで鳴らしてみる!

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今回ご紹介するのは、Marshall AVT50。

2009年当時、PEAVEY派だった僕が“Marshall派”へ戻るきっかけとなったアンプです。

プリ部には12AX7が1本だけですが、しっかり真空管らしい温かみと芯のあるトーンを出してくれます。

ハイゲインでパンチもあり、メタルはもちろん、幅広いジャンルに対応できる頼れる1台です。


しかも、サランネットが外せるのでマイキングやハイの抜けもよくなるかも?

ギターはなんと!
Grass roots G-TN-58Gです。

ピックアップの出力もそれなりって事で選んでるギターです。

🎛 使用機材:Marshall AVT50 + 1960Aキャビネット
🎙 MTR:ZOOM MRS-8 / マイク:Shure SM57・PG57

🔧 セッティング比較:
【①】GAIN 7 / BASS 8 / MIDDLE 8 / TREBLE 5(中域太め・丸いトーン)
【②】GAIN 7 / BASS 8 / MIDDLE 3 / TREBLE 5(スッキリ・抜け重視)

このAVT50のセッティング(GAIN 7 / BASS 8 / MIDDLE 8 / TREBLE 5)では、全体的に中域の厚みが強調され、Marshallらしい“押し出しの強いローミッド”が前に出てきます。
特に400Hz〜800Hzあたりにピークがあり、コードを鳴らした時の密度感が特徴的。MIDDLEを高めに設定していることで、音の芯が太く、バンド内でも埋もれにくいキャラクターになっています。
高域はTREBLEを控えめにしている分、耳に刺さる帯域は抑えられていて、シャープすぎない柔らかいヌケ感に仕上がっています。
結果として、ギター単体でのリフ録りにちょうどいいバランス。JCM800ライクな骨太サウンドを、1本プリ管+ソリッドステートで見事に再現している印象です。

一方で、MIDDLEを3に下げたセッティングでは、中域の密度がぐっと引いて、その分スッと前に抜けるようなサウンドになります。
400Hz〜800Hzの膨らみが抑えられることで、コード全体の輪郭がややタイトになり、音像が少しスリムになります。ロー感を保ちつつ、軽やかさが出てくる印象です。
歪みの粒立ちは少し荒くなりますが、その分ニュアンスが出しやすく、リードや単音リフにも向いた抜け感が得られます。
結果として、ギター単体でのリフ録りにちょうどいいバランス。JCM800ライクな骨太サウンドを、1本プリ管+ソリッドステートで見事に再現している印象です。

JCM800っぽいサウンドだとおもいます。現在はAVT50としては新品では、中々ないですが探してみる価値はありますよ。
以前YAMAHAさんに聞いたはなしですが、うわさではザック・ワイルドもレコーディングで使ったるらしいと・・・
50Wなのですが、最大で80W出る場合があるのでスピーカーが飛ぶ恐れがあるので注意とのアドバイスを昔受けました。

※本記事は2009年に公開した内容を加筆・修正したリライト版です。

📌 この記事で使用している録音・グラフ・画像はすべて、
© erlis-one.com にて制作。リンク・転載の際はご一報ください。

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この記事を書いた人

みつ君のアバター みつ君 Erlis-One 管理人 / ギター・機材レビュアー

ギター歴20年以上の弾きたがり。
普段は自動車づくりをしていて、パソコンもそこそこ好き。
気になることをいろいろ試して書いていく“雑食系ブロガー”です。

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