※この記事は10年以上前の記録を再編集したものです。当時の環境・機材をベースにしており、現在の状況とは異なる部分があります。
JCM2000でエフェクターでブーストサウンドをアップしました。
今回は3種類のエフェクターでブーストしました。
面白いのがMarshallのJH-1です。Marshallエフェクターの中で最も歪むと言われているやつです。
二種類のモードがあるんですがJCM800モードODでブースト。
後はMXRのZW-44 WYLDE OVERDRIVEとBOSSのSD-1です。
ギターはFERNANDES MG-120XでEMG81で18V仕様です。
弦もエリクサーに変えました。定番になっちゃた。
使用環境
- MTR:ZOOM MRS-4
- マイク:SHURE SM57
- アンプ:Marshall JCM2000 DSL100
- セッティング:GAIN6 / Bass8 / Middle10 / Treble7
- 真空管:Marshall純正バルブ
- チャンネル:ULTRA GAIN → LEAD2トーンシフトON


エフェクターの値


スペクトラム解析
周波数解析で比較した結果です。耳で聴いた印象とグラフを照らし合わせると、それぞれの特徴がより分かりやすくなります。

- ZW-44(青):高域がやや持ち上がり、アタックの強さが際立つ
- SD-1(緑):中域が厚く、ソロでも芯のあるサウンドに
- JH-1(赤):中高域が暴れ気味で、ロックらしい粗さが強調
- No Boost(オレンジ):全体的にバランス良く、ナチュラルな質感
まとめ
今回の比較では、ブースターごとにキャラクターがはっきり分かれました。ZW-44はアタックを強調し、速いリフやメタル寄りの演奏に向いています。SD-1は中域を押し出すことで、ソロや歌モノに馴染みやすい落ち着いたサウンドを作れます。JH-1は荒さのある歪みが特徴で、クラシックロック的な雰囲気を出すのに効果的です。
ブースターを選ぶ際には、プレイスタイルやバンドの音作りに合わせて選択すると良い結果が得られるでしょう。
追記
この記事は10年以上前に書いた内容を掘り返して加筆しました。当時は録音や解析の知識も浅く、手探りで試していましたが、振り返るとJCM2000はとても学びになるアンプでした。ブースターの個性を知る良い教材であり、今のレビュー記事にも繋がっていると思います。
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